人間関係に疲れているAさんの運勢
お悩みの内容
「楽しみにしている活動があるのですが、最近そこでの人間関係に疲れがちです。どうしたらいいのでしょうか」
1.過去
- ワンドの8番 逆位置
ワンドの8番は急展開を意味します。物事が目まぐるしく移り変わり、とんとん拍子にいいことが起きるなどの意味もあります。
しかし、それが逆位置になってしまうと、今まで動き出していた物事が止まってしまうという意味になります。閉塞感で息苦しさを感じてしまったり、なんとなく居心地が悪かったりするので、Aさんの感じている疲れもここに起因しているのかもしれません。
2.現在
- カップの6番 正位置
カップの6番は思い出を意味します。正位置であることから、過去の良い思い出や懐かしさなどを感じ、心が癒されることを表しているようです。
少し前までの閉塞感も薄まり、現在のAさんもまたホッと一息つける瞬間も多くなってきたのではないでしょうか。
もしくは、その活動を楽しんでいた当初の気持ちを取り戻しつつあるのかもしれませんね。
3.未来
- コインのナイト 逆位置
コインのナイトで占えることは、現在の活動がどのような結果に終わるのかという具体的な運勢です。正位置の場合、忍耐と精神力によって最後までやり遂げるという意味になりますが、今回は逆位置でした。
逆位置の意味は、守りの姿勢をとりすぎて現状が何も変わらないという意味となります。これまでのことが惰性で続いたりするなど、どこかマンネリとした雰囲気がAさんの周囲に漂うかもしれません。
4.アドバイス
- 14番 節制 逆位置
大アルカナの節制は、人と人とのコミュニケーションで生じる刺激や化学反応を意味しています。
人は一人では成長することができません。周囲の人であったり、過去の偉人の遺した言葉であったりと、誰かとの関わりのなかで、これまでの自分とは違う何かになれるものです。
しかし、そうなるには自分の殻にこもってばかりではいけません。他人を理解する姿勢や、頭ごなしに否定しない柔軟さも時には必要です。
今のAさんもまた、他人との関わりをもっとポジティブに意識することで、運勢がよい方向に開けるかもしれません。
5.周囲の気持ち
- コインの4番 逆位置
コインの4番に描かれているのは自分の財産を守ろうと必死な守銭奴です。
正位置であれば、その守りの姿勢は堅実であるともいえますが、今回は逆位置でした。
どうやらAさんを取り巻く周囲では、「自分さえよければ…」という感情が入り乱れ、足の引っ張り合いなどが起こりがちのようです。
そうした空気をAさんもまた感じているからこそ、お悩みにあるような気まずさを感じてしまうのかもしれません。
6.Aさんの気持ち
- カップのナイト 逆位置
カップのナイトは、何らかの目標にもう間もなく到達する騎士が描かれています。
正位置の場合はその事実を素直に受け止め、誇り高く喜ぶことができているのですが、今回は逆位置でした。
どうやら現在のAさんは、望んでいたはずの状況にいるにもかかわらず、疑心暗鬼になってしまい、周囲をいまいち信用できずにいるようです。このこともまた、Aさんを思い悩ませる原因となっているのでしょう。
7.最終予想
- ソードの7番 逆位置
ソードの7番は裏切り行為を意味するカードです。
正位置の場合は、自分自身が誰かに対して裏切り行為に手を染め、危険な橋を渡っている状況を示唆していますが、今回は逆位置でした。
逆位置は他人の裏切り行為に対する警戒や、危険回避を意味します。
最終的にAさんのお悩みも解決し、大きなトラブルに巻き込まれることなく、安全な状況が訪れたり、胸のつかえがとれてスッキリした気持ちになれるようです。